家庭用トイレットペーパーを製造する松菱製紙が、人には絶対に見られたくない“秘密の文書類”を誰の目にも触れることなく無開封で処分してくれるサービス「オトナ文書抹消大作戦」を開始しました。こういうの待ってた。
これは松菱製紙に寄せられた「自身の生前整理をするなかで出てきた、日記や写真、通帳等の人には見られたくない書類を持ち込めるか」といった問い合わせや、「家族の遺品整理をした際に、故人の趣味の雑誌などが出てきたが、事前に処分をしておいてほしかった」という声をもとにサービス化したそうです。
確かに過去の給与明細や年賀状だけでなく、家族に見つかったらアカンことになる成人向け雑誌、昔ハマったボーイズラブ本、黒い歴史の詰まった学生時代の日記帳、当時恋に恋して浮かれてた自分がなさけないツーショット写真……うん、できれば誰の目にも触れないところで葬り去ってほしい。
「オトナ文書抹消大作戦」では処分したい紙製品類を段ボールに入れて封印し、宅配便で発送すると、無開封のまま破砕処理・溶解処理してくれます。しかも再生紙トイレットペーパーにリサイクルするというエコな取り組みなので、うしろめたさや精神的な負担も軽減されますね。
また、プライバシーを守るため、申込み後はセキュリティ番号で管理。段ボール箱に貼付する「エコプロジェクトシール」にはセキュリティ番号が記載されているため、配送伝票の依頼主は本名を明かさずとも大丈夫。伝票の送り主名は「松菱製紙株式会社」でも受け取り可能です。さらに「エコプロジェクト係」宛てに送付することでカモフラージュも完璧だ。
料金は段ボール1箱あたり1975円(税別・送料別)。段ボールの大きさに規制はないので、大きいダンボール1箱にまとめたほうがお得かもしれません。「悪あがきだとは分かっているが、自分のシュミは秘密にしておきたい」と願う人のニーズにうまく応えた当サービス。今後ますます需要が増しそうです。
(高城歩)
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