「美のスタンダードを変革したい」 イケメンすぎる顔立ちの女性がヴィクトリアズ・シークレットのモデル基準に挑む
“女性なのに男性的”だと言われ続けてきた彼女。自らVSのモデルと比較する写真を公開。
英国のランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VS)」といえばトップモデルへの登竜門とも言われる「エンジェルス」と呼ばれているモデルたちの存在でおなじみ。長くつややかな髪に、甘いフェイス、女性らしい曲線のライン、細く長い脚には世界中の女性たちが憧れを抱いています。しかし、そのような「天使」の基準に対して、“男性的”な風貌の女性モデルが待ったをかけました。
モデル歴は2年ほどだというレイン・ダブさん。そのイケメンな顔立ちから、日常生活においても男性と間違われる機会も多いのだとか。ファッション業界では男性用も女性用の服も着こなせるモデルとして活躍しています。中性的でかっこよく、どこか神秘的な印象すらあります。
しかしながら、ヴィクトリアズ・シークレットのモデルオーディションに参加した際に、その中性的な容姿、受け取る側にとっては“男性的すぎる”顔立ちが壁となってしまいました。そこで、彼女はVSのモデルたちと全く同じ下着をまとい、ポーズを決めた写真を公開。自分のスタイルがVSでも通用することを証明しようと試みたのです。
これまで「パーツモデルとしては最高なんだけど」などと、顔に関しては“ギャグ”のノリで扱われてきたという辛い経験も。
彼女は「ヴィクトリアズ・シークレットのショーで最も美しいとプロモーションされている女性を毎年見てきました。私のこれまでのキャリアで、みなさんが“美しい”ということに関してどのような意見を持っているのかということも経験してきました。私はみなさんの思っている“美”ではなかった。多くの人もそうです。“美”は限定的で範囲が狭いもの。それを変革する必要がある」と述べています。
自分のスタイルが他のモデルたちと引けをとらないことを証明したレイン・ダブさん。コンプレックスを抱えて殻の中に閉じこもるのではなく、自らの力で“新しい基準"を切り開こうとする姿勢が美しいですね。
(高城歩)
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