advertisement
アメリカの新興EV(電気自動車)メーカーであるFaraday Futureが公開したEVのコンセプトモデルが“未来”の到来を感じさせるデザインです。
FFZERO1 Concept
コンセプトモデル「FFZERO1」はコンシューマ・エレクトロニクス分野の世界最大級見本市「CES2016」にあわせて発表されました。一人乗りのEVスーパーカーで、4台のモーターを搭載しており、加速は約3秒、最高速度は時速322キロ以上というから驚きです。
空気抵抗を減らすため、車体が低く細長いシルエットになっているのもインパクトがありますが、この車体を貫通する2本のトンネル構造はバッテリーの冷却もかねているのだとか。
また、座り心地が良さそうなコックピットの前方にはナビゲーションなど情報を表示するためのディスプレイやコントローラが搭載されています。インターネットへの接続も可能です。自動運転システムも備えているとのこと。
なお「FFZERO1」は、フレームやバンパーなど、モジュールを組み合わせることで車種に合わせて寸法などを調節できる共通プラットフォーム方式を採用しています。ユーザーの直感で自由にカスタムができるというのも魅力的。
しかしながら、あくまでもコンセプトカーなので、公道を走る上で必要な後方確認用のサイドミラーなどは見当たらず、やはりこのような近未来的な車が現実に街中を走る日は遠いのかもしれません……。
とはいえ、ヒーローが乗っていそうな「FFZERO1」が我々に見せてくれた夢のインパクトは大きい。今後EVがどのような発展を見せていくのか注目です。
(高城歩)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 変形するしロボットになる 大河原邦男デザインの電気自動車「エクスマキナ」のアニメ化プロジェクト始動
トランスフォーム的な。 - なんぞこれ!? カバンに入る“クルマ”が誕生
電気自動車「WalkCar」は1人乗りのとても小さなクルマ。 - 技術のムダ使いとか言うんじゃない! バーベキューを楽しみまくれる電気自動車 クラウドファンディング開始
火起こしの手間を省く電気グリルなどの調理器具だけでなく、ベンチやワイヤレスピーカーまで搭載。夢があるよね。 - 大河原邦男デザインの超小型EVカー なんか未来チックでかっこいいぞ!
スペインの超小型EVカー「Hiriko」の国内版が東京モーターショーで公開に。デザインはなんと……大河原邦男さん! - 半端ない再現度! 「ナイトライダー」のナイト2000の自作レプリカが胸熱
今にもしゃべりだしそう。 - エンジニアの好奇心が生んだもの――ホンダUKのCMを世界が絶賛
ナットがモーターに、バイクに、車に……ホンダの“魔法の手”がさまざまなものを作り出していくCMが「クール」と評価されています。