川崎汽船は2月12日と13日に、横浜港大さん橋国際客船ターミナルにて、世界最大級の自動車運搬船の船内見学会を開催します。
見学できる船は、究極の環境負荷の低減と省エネを追求した自動車運搬船を建造するプロジェクト「DRIVE GREEN PROJECT」のフラッグシップ。自動車7500台を収容可能な世界最大級の自動車運搬船です。
船舶は一般的に、重油を燃料としており、排出されるガスには二酸化炭素や窒素酸化物など環境汚染に繋がる物質が含まれています。このプロジェクトでは、先進の省エネ技術を投入することで二酸化炭素排出量を従来型船型と比較し25%以上削減することを目標としています。
今回見学できる船は、水混合燃料と排ガス再循環装置を組み合わせることで二酸化炭素や窒素酸化物の排出を抑制する生成抑制装置付きエンジンを搭載しています。さらに船内の照明ほぼすべてにLEDを採用しており、電力供給のために太陽光発電システムを搭載。まさに次世代の自動車運搬船なのです。
見学では、自動車を積みこむ際の「スターンランプ」や貨物室、操舵室、上甲板に設置されたソーラーパネル、さらには乗組員に野菜を提供するために新開発した船舶用水耕栽培装置などが案内されます。移動は自動車と徒歩で行われ、水素自動車も用意されています。
参加費用は無料で、2月12日は13時から15時30分頃にお披露目式および船内見学会、2月13日は10時から13時、13時30分から16時30分頃の指定された1時間に見学可能となっています。対象者は3歳以上で12日は若干名、13日は午前・午後ともに200人程度。多数の応募が合った場合は抽選となります。応募期間は2016年1月23日9時から1月31日23時59分までです。
なお、中学生以下は保護者の同伴が必要で、ソーラーパネルの見学は雨天時には行われないとのことで注意が必要です。他にも注意事項がありますので、応募要項で詳細を確認してください。
公式サイトでは、建造の様子などが動画で紹介されていますので興味のある方はチェックしてみては?
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