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米セントラルミズーリ大学はこのたび、過去最大となる約2230万桁の素数を発見したと発表しました。これまでの記録は2013年に見つかった約1700万桁。
同大のカーチス・クーパー教授は、コンピュータをつなげて“メルセンヌ素数”(注1)を探索するプロジェクト「GIMPS」に参加しており、2013年の素数もクーパー教授による功績です。今回の素数について、実は探索プログラムは2015年9月17日に発見していたものの、関係者が1月7日まで気付かなかったそうです。
今回の発見により同大は賞金3000ドル(約35万円)を獲得しました(注2)。なお、大きな素数が発見されるほど、解読困難な暗号の作成などに役立ちます。
注1:「2のn乗−1」で表すことができる素数。17世紀の数学者マラン・メルセンヌに由来しています
注2:GIMPSでは素数の発見者に賞金を与えており、1億桁以上には15万ドル(約1766万円)を用意しています
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