セキドから水中観測、撮影が可能なドローン「OpenROV v2.8 水中ドローンキット Japan Limited」の先行予約が開始されました。リリース時期は2月中旬、価格は税込みで37万8000円です。
すでに海外でリリースされていた「OpenROV」は、組み立て、調整、テストなどを自分で行う必要がありました。セキドが今回販売する「OpenROV v2.8 水中ドローンキット Japan Limited」には、必要な機材がすべてセットされ、動作テストされた状態で出荷されるため、届いたらすぐに水中探索を始めることができます。
空中を飛ぶドローンと比べてしまうと高価ですが、通常のROV(遠隔操作無人探査機)は数百万〜数千万円するとのこと。それに対して「OpenROV」は、個人でも気合いの入れ方次第でなんとか手が届く、という価格帯です。
性能面においては充電式リチウム電池で2時間駆動し、深度100メートルまで潜れることから、十分といえるでしょう。操作面においてもUSB接続のゲームパッドを利用できるので安心……! という方も、筆者を含めて多いのではないでしょうか。
さらに詳しい情報は、セキドが運営する「OpenROV JAPAN」から参照することができます。そしてこのサイトでは、とても共感できる「OpenROV」誕生秘話も紹介されています。
「我が家の近くにある水中洞窟にはお宝が沈んでいるという噂がある。何とかして調べられないものだろうか?」という考えから、本当に水中探査ができるロボットを作ってしまったというのが、低コスト水中ロボット「OpenROV」です。(OpenROV JAPANより)
お宝でなくとも、湖の首長竜や、河童伝説など…数々の謎が日本各地の水中にあります。もし自分がこのドローンを手にすることができたなら、その謎に近づくことができるかも……ワクワクと妄想が止まりません。
(Jun)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「OK Go」が無重力状態の新作MV公開 フワフワ浮いてクルクル回っていろいろ飛び出す
27秒の無重力状態を8回繰り返した「ワンカメラ・ワンショット」の美学。 - 凧やロケットに乗せて、空から音が降ってくる 「千住フライングオーケストラ」の研究発表会に行ってきた
凧をあやつり、音を出す……ってそんな簡単じゃない。 - 上空から見た“光の花“がステキ! 街中で上がる花火をドローンで撮影
地上から見たときとはまた違った美しさ。 - オランダ警察、ワシを訓練して違法ドローン退治へ 練習風景をネット公開
的確に捕まえるワシがかっこいい。 - 攻殻機動隊S.A.C.×官民連携サイバーセキュリティ月間コラボ企画 攻殻の描き下ろし漫画40Pが無料公開に
脚本藤咲淳一・作画衣谷遊という最強の布陣。 - 近未来感にあふれて胸が熱くなる! 難易度の高いコースでドローンの操縦テクニックと速さを競う世界大会がアメリカで開催
映画の予告編かな? - ミシガン工科大学が「ドローンを捕獲するドローン」を開発
ドローンにはドローンを。 - SF作品に出てきそう! サッカーボール型のドローン「Fleye」が支援募集中
これは未来を感じる。 - 米運輸省、ドローンの登録受付開始へ 違反すると罰金も
12月21日からオンラインで登録。 - 「今年の新語」大賞は「じわる」 三省堂の辞書に「マイナンバー」や「LGBT」「インバウンド」とともに今後掲載されるかも?
ベスト10に選ばれた言葉には、編者による「国語辞典風味」の語釈が。ほかにも「ドローン」や「着圧」「言うて」などもランクイン。