advertisement
囲碁プログラム「AlphaGo」とトップ棋士・李世ドル九段の5番勝負「Google DeepMind チャレンジマッチ」の最終5局が15日に行われ、「AlphaGo」が勝利しました。通算対戦成績は「AlphaGo」の4勝1敗。
前半は李世ドル九段が有利な展開となり、Google DeepMindのCEO、Demis Hassabis氏も「AlphaGoがミスをした」とツイートしていましたが、次第に互角となり非常に細かい勝負となりました。
「AlphaGo」は、コンピュータが自ら学習する人工知能技術「ディープラーニング」を囲碁に応用して強化されたソフト。開発に携わったDemis Hassabis氏はチェスの天才少年と呼ばれた人物でもあります。
一連の対局により、「AlphaGo」はレーティングで世界4位にランクイン。韓国MBCニュースによると韓国棋院から「名誉九段」を与えられたそうです。
囲碁の対局パターンは10の360乗以上と、チェス(10の120乗)や将棋(10の220乗)より多いため、ボードゲームの人間vsコンピュータでは最後の砦とされていましたが、2016年に少なくとも世界5指の実力を持つまでにはなりました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 囲碁AI「AlphaGo」が美少女に 韓国の絵師たちが擬人化イラストを続々投稿中
いいぞもっとやれ! - 囲碁AI対プロ棋士 4戦目は李世ドル九段が初勝利 「AlphaGo」は3勝1敗に
流れ変わったな。 - 「AlphaGoは李世ドルに勝っても、僕には勝てない」 世界最強の囲碁棋士(18歳)がコメント
微博でコメント。 - ドワンゴが世界最強の囲碁ソフトを開発するDeepZenGoプロジェクト始動 Google「AlphaGo」の打倒を目指す
世界に対抗できる日本発の囲碁AI開発を目指します。 - Googleの囲碁ソフトが世界トップ棋士に勝利 歴史的瞬間を10万人が目撃
初戦はGoogle「AlphaGo」の勝利。残り4戦。 - Googleの最強囲碁ソフト「AlphaGo」と世界トップ棋士・李世ドル九段の対局、「囲碁プレミアム」で完全無料ネット生中継決定
歴史的一戦を日本語解説付きで生中継。