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阿蘇大橋崩落、阿蘇神社の櫓も倒壊 未明の地震による被害状況が少しずつ明らかに

阪神淡路大震災と同規模の地震で大きな被害が出ている。

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 16日1時25分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする地震があり、熊本市などで震度6強の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは約12キロ(暫定値)、地震の規模マグニチュード(M)は7.3(暫定値)と、1995年の阪神大震災と同規模とのこと。その後も同県阿蘇地方を中心に九州全域で地震が相次いだ(関連記事)。

地震被害

 朝になり被害の状況が少しずつ分かってきた。熊本県各地で家屋が倒壊、各地で土砂崩れの被害が出ている。宇土市役所の庁舎は半壊。熊本城でも新たに被害が出た。南阿蘇村では阿蘇大橋が崩落し、国道57号が寸断。JR豊肥線のレールも流出した。阿蘇神社では日本三大楼門の1つで重要文化財の「楼門」と拝殿が全壊。境内にある神殿も損壊したという。倒壊した家屋に生き埋めになっているという情報もあり、救助を急いでいる。

地震被害 荘厳な楼門だった

 NHKの報道によると未明からの地震で11人の死亡が確認されているという。停電や断水も続いている。熊本県や大分県では交通網に影響が出ており、南阿蘇村と西原村にまたがる俵山トンネルが崩落したという情報も。九州自動車道や大分自動車道などの高速道路は各地で通行止めとなっている。土砂崩れにより孤立しているという報告もあった。熊本空港の発着便は全便欠航となり、JR九州も多くの路線で運転を見合わせている。

 また、熊本空港では建物にも被害が出ており閉鎖されており、本日発着の全便欠航を決めた。熊本県では夕方から雨の予報が出ている。

地震被害 余震が立て続けに起きているのが分かる(気象庁発表)

地震被害 阿蘇山の中岳第一火口で8時30分ごろ、ごく小規模な噴火も確認されているが地震との関連性は分かっていないという

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