4月某日。ぽかぽか陽気の春の日にこんな場所に来ました。
江戸川区にある盆栽美術館、「春花園B0NSAI美術館」さんだー!!
なんでいきなり盆栽なのか? それは現在キリン淡麗グリーンラベルが開催中の「グリーンな体験当たる!キャンペーン」のラインアップの中に「盆栽・苔玉体験」があったから。淡麗グリーンラベルに付いているシールを集めて応募することで24種類の「グリーンな体験」が当たるというものなのですが、「キャンプ」「パラグライダー」「ラフティング」などアウトドア系の体験も多い中、私の目に飛び込んできたのが盆栽でした。
超絶インドアの自分にも盆栽体験って優しそうじゃないですか??? スマホにPCに、毎日ブルーライトにさらされまくる私。これはグリーン体験で癒されるしかない……! ということで盆栽教室の1日体験ができる「春花園」さんにやってきました。
※キャンペーンで当たる「苔玉・盆栽体験」の場所は春花園とは異なります
東京にあるにもかかわらず、それを感じさせない閑静でわびさびをギュッと凝縮したような門構え。純和風ですが、外国旗がはためくのが一見不思議ですね。実は、今「BONSAI」は海外で憧れのアートとして大人気になっているそうで、春花園にはこの日も外国人旅行客がたくさん訪れていました。「盆栽は渋い」なんて感覚はもう古い。
春花園は所狭しと置かれた多数の盆栽が圧巻。敷地内には約10億円をかけて盆栽を飾るためだけに建てられた建物もあります。なんというスケール感。優雅にコイ(でかい)が泳ぐ池もあるし、お茶がいただける立礼席もある。足を踏み入れただけで「グリーンな体験」になっている空間で、できることならここで盆栽をひたすら眺めながら残りの余生を楽しみたいぐらいですよ私は。
盆栽体験をする前に、まずは盆栽を見るうえでのポイントを教えていただきました。
盆栽見どころ:見る時は下からのぞきこむべし
盆栽は小さな鉢の中に大木が植わっているような世界を表現するもの。なので、見る時もその世界の登場人物になりきって下から見上げてみましょう。床の間に置かれる盆栽も、基本的に正座をしないとちゃんと見られない高さになっています。下から見るとほら、本当に大木みたい。これはミニチュア好きにはたまらない眺めですなぁ……。
盆栽見どころ:根張り(ねばり)を見る
盆栽の重要な見どころってどこだと思いますか? 枝? 幹? もちろんそれも重要なんですが、いい盆栽には「根張り」が大事なんです。根張りとは、土の表面から外に出て見えている樹木の根元の部分をさします。根がどんなふうに立っているかは盆栽を見るうえで重要ポイントなんだそうです。
そして幹は最初の枝までの立ち上がりが見るうえで大切なポイント。枝葉の枝順、枝配り(枝の配置)も見るうえで重要なポイントです。バランスのよいものがいいのですが、初心者だとなかなかそのバランスを見るのが難しくもあります。
盆栽見どころ:鉢がスゴイ
そして、面白かったのが鉢の世界。長い年月をかけて作られる盆栽はもちろん高価なものも多いのですが、実はそれを植える鉢も負けず劣らず高価なものがあり、最初の写真は数千万円の鉢です。日本随一ともいわれる名木「日暮し」がしばらくこの鉢に入ってたので、このような評価がついてるんだそう。その他見せていただいた鉢も数百万とかのものが余裕でゴロゴロしています。この2枚の写真に写っている鉢だけで何千万円とかへたしたら何億って世界ですよ。スゴイ……。
春花園にはこの20〜30倍の数の鉢があったそうなのですが、ここ最近の中国の方による爆買いの影響で大量に売れていったそうです。爆買いの影響が盆栽にも! そして、春花園は現金決済のみのはずなんですが一体どうやって……。
「ねとら盆栽」を作ろう!
そんな奥深い盆栽の世界を味わったところで、いよいよ盆栽体験を開始。せっかくなので今回は全く新しい「ねとら盆栽」を作りたいと思います! ダジャレって言うな。
今回体験するのは「模様木(もようぎ)」というもの。自然の植物は雪の重みで枝や幹が屈折するなど、長い時間を経て味わいが出てきますが、これらを人工的に作っていく作業をしていきますよー。
こちらは作業前の五葉松。先生と相談した結果、今回は「クネッと曲がった幹の個性を生かした盆栽にしよう!」ということに。木には「根っこ」「幹」「枝」という個性があり、それら3つを調和させて個性を引き立てていく作業が盆栽なのだそうです。正直、素人目には「これでもいいんじゃん?」って思ってしまいそうですが、どんな変化を遂げるかとても楽しみです。
まずは「古葉抜き」を行います。最初の盆栽は人間で言うと、髪がボサボサな状態。古葉抜きはそれらを抜いて調整して、葉の一本一本に光が当たる状態を人工的に作ってあげます。先生は5分程度で行うそうですが、勝手が分からず20分ぐらいは抜いてました。気分は美容師……というより理容師って感じです。
それが終わると、ハサミを使って余分な枝を切っていきます。プラモデルの部品をランナーから切り離す時のように、できるだけきれいに切り離します。そう、盆栽はまるで「生きるプラモデル!」。枝を切るのは思い切りが必要。心を鬼にして切ります。
その後は形を作るために針金を掛けていきます。いい盆栽を作るために重要なのが「奥行き」という要素。針金を掛けることで枝を曲げて奥行きのある木を作っていくのですが、MMDの3Dモデルにボーンを入れて動かす感覚を思い出していました。もしくは星飛雄馬の大リーグボール養成ギブス(ネタが古い)。
盆栽できたああああああああ!!(結局7割くらいは先生が作ってくれました) 大きさ比較にしれっとグリーンラベル置いておきますね。うーんこの達成感の中飲めたら最高なんだろうなあ……。
さて、そんな主に先生が丹精込めて作った盆栽を、いよいよジャパンカルチャー(?)と融合させます。春花園で樹齢何百年もの盆栽たちにふれ合い歴史を感じていた私。古いものに新しい風を吹き込むって勇気のいることだけど、偉大なる先人たちもこうして革新的なものを生み出していったんだろうなあ……ということにします。
今までのはほんの前フリ。皆さんお待たせしました。これが、これこそが新しい「BONSAI」の形。ねとら盆栽です!
根張りがイマイチの盆栽はコケを盛って隠すこともあるそうですが、今回はそんなコケのようにねとらぼをアピールをしました。花をつける木が花を咲かせて人目を楽しませるように、マスコットキャラのITちゃんも大量に配置。無邪気な姿に癒されます。
ピンクを基調としたねとらぼロゴやITちゃんに盆栽の鮮やかな緑。葉桜の季節を彷彿(ほうふつ)とさせる佇まいです。
美術館の縁側にも飾ってみました。後ろに見える盆栽は樹齢700年、数千万円の価値があるという名木です。伝統的なものと新しいものの融合感がたまんないですね。ごちゃごちゃ。
次世代の盆栽はじまったな。二次元との融合はできたので、次はARなんかと融合しても面白いかもしれないですね。もしくはプロジェクションマッピング。正直、伝統的な盆栽にネットカルチャーを持ち込むことは、新しい試みなのでワクワクしつつも「怒られるんじゃないか」という怖い気持ちもありました。でもね……。
痛盆栽のデコレーション、先生めちゃくちゃノリノリだったからね。
そんなわけで、1日グリーン体験をして心から良い休日を過ごすことができました! 盆栽、ものすごく深くて面白いのでもう日本人みんなに体験してほしいです。放課後の話題は最近熱い樹木について語り合う……そんなブーム早くきてくれー!
キャンペーン紹介
「グリーンな体験当たる!キャンペーン」では、全24種類の「グリーン体験」の中から好きな体験を選べるギフトカタログが抽選で1000人に当たります。キリン淡麗グリーンラベルの商品についているシールを12点分集めることで応募可能。応募期間は6月13日17時まで。盆栽以外にも魅力的な体験が選べるので思う存分グリーン体験しちゃいましょう!
キリン淡麗グリーンラベルスペシャルサイト紹介
グリーンラベルはグリーンの色々な気持ち良さを発見するプロジェクト「DiscoverキモチイイGREEN Project」を始めます。きっと、あなたにもお気に入りのグリーンの気持ち良さを見つけてもらえるはずです。
提供:キリンビール株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2016年5月5日
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