ぶっ飛んだ新卒説明会でおなじみのGMOペパボ、2016年は社長自らV系メイクでヘヴィメタ熱唱 「今日はおれたちのライブに来てくれて本当にありがとう!」
おれの知ってる新卒説明会と違う。
毎年ぶっ飛んだ新卒説明会を実施することでおなじみのGMOペパボが、今年も盛大にやらかして話題になっています。
2016年の説明会は「PEPABO DEATH The Last Tour 2016 新卒説明GiG〜就活生に向かって〜」。会場の様子はハッシュタグ「#ペパボ新卒」や、YouTubeのアーカイブ動画で見ることができますが……どう見てもヘヴィメタバンドの解散ライブです。本当にありがとうございました。
この日のために結成され、そしてこの日限りで解散となったバンド「PEPABO DEATH」。メンバーはヴォーカルの佐藤健太郎社長を筆頭に、いずれも同社の取締役や執行役員CTO、マネージャー、シニアデザイナーといった役職者陣で構成されています。
説明会の幕が開き、オープニング曲「pepabo death」を歌い終わると、佐藤社長は客席に向けて「今日はおれたちのラストライブに来てくれて本当にありがとう!」とシャウト。うん、違うよね、いろいろ間違ってるよね。
その後は「こっからは会社説明始めるんでよろしく!」と強引に会社説明を始めますが、ギンギンにおっ立てた髪の毛や白塗りのメイクはそのまま。新卒説明会ともギグとも言えないシュールな空間に、社長や役員たちのマジメな説明が響き渡ります。就活生たちはこれを一体どんな気持ちで聞いていたのか……。
GMOペパボ広報によると、同社では以前から「もっとおもしろくできる」を企業理念としており、就活生にもそれを体感してもらうため、毎年このような新卒説明会を実施しているそう。ちなみに2015年は宝塚歌劇団、2014年は歌舞伎、2013年はパイロットがテーマでした。
就活生たちの反応はというと、最初は「会場を間違えたのでは!?」とキョロキョロしたり、入り口で渡されたサイリウムに困惑したりする人も多かったそうですが、いざライブがはじまると「#ペパボ新卒」のハッシュタグがトレンド入りするなど話題に。帰りがけには装飾の前で記念写真を撮っていく人もいて、「楽しんでもらえたのではないかと思っています」(広報)と手応えはあったようでした。
ちなみに、この日演奏された曲「pepabo death」と「welcome to the internet jungle」はいずれも同社のカスタマーサービス担当マネージャーが作曲したオリジナル曲(打ち込み、ベース、ギター、歌、シャウトなどすべて1人で担当)。ライブ部分は“エア演奏”だったそうですが、舞台上のアンプや楽器、照明などはすべて実際にライブで使われる本物を使用、メイクやヘアメイクも専門のプロが担当するなど、セッティングにはかなりこだわっていたようです。
果たして同社の「もっとおもしろくできる」という企業理念は就活生たちに伝わったのか……。佐藤社長は最後にもう1曲披露し、「最終面接で会おうぜー!」と叫んで説明会を締めくくっていました。
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