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修業に励んで檀家を増やせ! 現役僧侶制作のボードゲーム第2弾「檀家-DANKA-」でリアルな住職体験

「僧侶の不祥事」で檀家が半減など、カードの設定がけっこう攻めてる。

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 現役僧侶が開発したことで話題を呼んだ、仏教系ボードゲーム「御朱印あつめ」(関連記事)。開発者の陽岳寺(東京都江東区)の向井真人さんが、第2弾「檀家-DANKA-」を発表しました。今度は住職の立場で、お寺への「お勤め」を体験できます。


パッケージ パッケージ構成。木製の「大仏コマ」が神々しい

 3〜4人のプレイヤーが住職となり、檀家チップの獲得数を競う内容。6面体の「お勤めサイコロ」を交代で振り、「修業」や「催し」といった出目に従ってカードを処理。設備の増築や法事の催しにより、檀家やお布施を獲得できます。


荘厳カード1荘厳カード2荘厳カード3 仏教用語では仏像や仏堂の装飾を意味する「荘厳」カードでお布施や檀家を獲得

催しカード1催しカード2催しカード3 参拝や法要で檀家を増やせる「催し」カードも

 出目によっては「諸行無常」カードを引くことになります。「お寺ブーム」のように、プレイヤーに有利に働くものもありますが、「僧侶の不祥事」で檀家チップが半減するなど、生々しいアクシデントに見舞われることも。交代で手番を繰り返し、場の檀家チップか諸行無常カードがなくなったらゲーム終了。最終的な檀家チップ数が最も多いプレイヤーの勝利となります。


諸行無常カード1諸行無常カード2諸行無常カード3 ゲームにハプニングをもたらす諸行無常カード。内容がえらく生々しいのですが、いろいろと大丈夫なのでしょうか

 向井さんは「御朱印あつめ」の「写経チップ」に続き、今回も何か本物を入れたいと思案。「仏像の一歩手前のもの」を同梱しようと決意し、大仏コマを添付しています。「カルカソンヌ」の木製コマ「ミープル」をイメージし、国産の杉板で製作したとのこと。大仏コマの役割は未公開ですが、ゲームの趨勢(すうせい)を左右する要素になりそう。


大仏コマ 大仏コマのガチなディスプレイ

 5月1日〜5日の寺社フェス「向源」物販ブースと、5月5日のゲームマーケット2016東京にて販売予定。価格は9000円で、読み物「陽岳寺護寺会便り」が付属します。


(沓澤真二)


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