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時速1200キロで走る超特急「ハイパーループ」 初の公開実験が成功!

実験車両を超高速で走らせることに成功。

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 空気圧を調整したチューブの中を時速1200キロで走り抜けるという超高速特急計画「ハイパーループ」の実現へ向けてアメリカ・ラスベガス郊外で実験が行われました。

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時速1200キロ=およそマッハ1で走る夢の超特急計画

 5月11日に行われた実験では、「sled」と呼ばれる実験車両が高速で飛び出すことに成功しました。実験の様子はYouTubeに公開されています。


ハイパーループ ラスベガス北部のネバダ砂漠で行われた実験

ハイパーループ 実験の鍵を握るのはこのチューブ

ハイパーループ 今回の実験は「Propulsion Open Air Test」と呼ばれた

 「ハイパーループ」は起業家のイーロン・マスク氏が考案した高速輸送システムをベースに開発中。部分的に加圧したチューブの中を乗客を乗せたカプセルが高速で走行するという計画です。

 爆発的な速度の原動力は電磁石による推進力であると明かされており、推進部分はリニアモーターカーと似た仕組みになっています。


ハイパーループ 「sled」と呼ばれる実験車両

ハイパーループ 世界のメディアも注目

ハイパーループ 爆発的なスピードを生む射出装置

 射出装置にセットされた実験車両「sled」は、発射と同時にぐんぐん加速したかと思いきや砂漠に突っ込んで停車しました。世界中のメディアが注目した世紀の実験は2秒足らずという超短時間で終了しましたが、一部報道によると1秒で時速約160キロにまで到達したそうです。


ハイパーループ 射出装置にセットされた「sled」

ハイパーループ 凄まじい勢いで飛び出すと

ハイパーループ 砂埃を巻き上げて停止

 事業を展開するHyperloop Oneは、この仕組みを応用して減圧チューブの中を走行させるため、年末までに巨大なチューブで覆われた約40キロの実物大走行路を作りたいとしています。


(Kikka)


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