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米・運輸保安庁(TSA)は5月24日、空港での保安検査の待ち時間退縮を目指し、アトランタ国際空港に新しい検査レーンを試験導入しました。
新レーンを導入したアトランタ国際空港は、世界で最も利用者の多い空港として知られており、保安検査に苛立ちを感じる人も多かったようです。
今回の取り組みでは、不審物が入ったトレーが発見された際にその場で止めるのではなく、別のコンベアーに振り替えることにより列全体の進行がストップすることを防ぎます。
またトレー本体は探知機を通過した後、自動的に次の工程へと進むので職員が直接不審物を回収する必要もありません。
さらに手荷物検査でよくある「靴を脱いでください」の工程も、乗客が自分のペースで靴を脱ぐことができるエリアを設けることにより、前の人の検査が終わるまで進めないというイライラを解消できます。
実はこのようなアイデアは何年も前から検討されていたようで、新システムにより時間がどれだけ短縮できるかは分かりませんが、不審物を別ルートに運ぶ仕組みは大きな効果が期待されます。
また米新聞の報道によると、TSAは将来的にロンドンのヒースロー空港やアムステルダムのスキポール空港などで導入されている「検査待ち時間表示アプリ」をアメリカの主要空港へ導入したいとの考えも持っているとのことです。
空港で思わずイライラしてしまう長い列が解消される日は遠くなさそうですね。
(Kikka)
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