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理化学研究所(理研)は6月8日、同研究所が発見した「113番元素」(関連記事)の元素名案を「nihonium(ニホニウム)」、元素記号案を「Nh」と提案したことを発表しました。同日から国際純正・応用化学連合(IUPAC)によるパブリックレビュー(意見公募)が行われます。
この元素は、理研仁科加速器研究センターの森田浩介グループディレクターを中心とする研究グループ(森田グループ)が発見したもの。2015年12月31日にIUPACにより認定されて、森田グループに命名権が与えられました。IUPAC内部での審査過程を通過し、このほどパブリックレビューとなりました。5カ月間のパブリックレビューを経て、IUPACが正式決定します。
今回の発見で、元素周期表にアジアの国としては初めて、日本発の元素が加わることになります。森田さんは「応援してくださった日本の皆さんのことを思い、新元素を『ニホニウム』と命名いたしました」とコメントしています。
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