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米国ヴァンダービルト大学の生物学教授であるケネス・カタニア氏が、デンキウナギは水面から飛び出して敵に効率よく電気を流して攻撃することを実験で明らかにしました。
デンキウナギの発電器はアゴにあり、電池のプラス極の役割をしています。そのため、全身を水中に入れたまま電気を流すよりは、マイナス極の役割をする尻尾を水中に入れたまま攻撃相手に高く飛びついたほうが、より多くの電気を流すことができるのです。
デンキウナギの発する電気エネルギーについては、1800年にアマゾンを探検したドイツの博物学者アレクサンダー・フンボルトが「2頭の馬がデンキウナギと格闘し始めて5分ほどで気絶し、溺れ死んだ」と証言していましたが、これを裏付けるような科学的な証拠はこれまで見つかっていませんでした。
カタニア教授も初めにフンボルトの話を読んだときにはとても信じられなかったそうですが、今回の実験を通じて、デンキウナギは状況が整っていれば、フンボルトが記述した以上の電気を発することが証明されたといいます。
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