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労働災害をバーチャル体験できるVRマシン「セーフマスター」の体験風景が臨場感ありすぎて危機回避力が鍛えられそうだとTwitterなどを中心に話題となっています。
公式プロモーションビデオ
同マシンではVR技術を用いて、製造現場で発生する「はさまれ・巻き込まれ」による事故を再現。体験者の手をモニターの仮想空間上に、現実の動きとシンクロさせて再現することで、労働災害に巻き込まれた錯覚をリアルに引き起こします。実機映像では、作業台から手を滑らせた体験者の指先が鮮血を巻き上げながらスクリューに巻き込まれる様子が克明に再現され、思わず画面から飛び退いてしまう衝撃度となっています。
現在Webサイトやプロモーションビデオのビジュアルが話題を呼んでいる同マシンですが、実は販売開始されたのは2006年。製造・販売元であるソリッドレイ研究所は編集部の取材に対し「クライアントより要望を受け、共同開発で商品化しました」「技術を教える側にも分野によって得手不得手があるが、VR体験教材によって不得意分野でも正しく伝えることができる」「外国人労働者に対しても(外国語対応しているコンテンツを体験した場合)、通訳なしで使用できる」と、VRによるメリットを説明しています。
「セーフマスター」の基本価格は350万円(オプションなどにより価格は変動)。なお、ソリッドレイ研究所は「セーフマスター」のほかにも、手術風景を3Dで視界共有できる医療用マシン「オペアイ」や、モノの触感をデジタルデータとして記録してコップ越しに再現するマシン「テクタイル ツールキット」など、ユニークなVRを多数手掛けています。
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