PCゲームをプレイできる携帯デバイス「PGS(Portable Gaming System)」が、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金を募集しています。6月30日よりスタートし、7月6日現在すでに目標の10万ドル(約1020万円)を突破、28万9645ドル(約2900万円)を集める人気となっています。
ゲームパッドが搭載されたモバイルPCは、過去にも香港から「GPD WIN」(関連記事)が出ていますが、今回の「PGS」はニンテンドーDS風の2画面でよりゲーム機らしい見た目をしています。縦と横の大きさもほぼ3DS LLと同じくらいとなっています。
2つある画面のうち、上画面は通常のディスプレイとして使用します。下画面は3つのモードが存在し、小さめの表示画面として使う「ディスプレイモード」、タッチでのマウス操作が可能になる「タッチパッドモード」、そして文字を打つ際の「キーボードモード」があります。紹介動画では、上でゲームをしながら同時に下で動画を観る使用例が披露されています。
プレイできるPCゲームについては、Kickstarterでテスト済みのタイトルがいくつか列挙されています。グラフィック設定が“低〜中”ならだいたいのものがプレイ可能なようです。CPUはクアッドコアAtom X7 Z8750(2.56GHZ)を搭載。気になる発熱については、信頼性の高い冷却システムを使っているとのことです。
方向キーやジョイスティック2つに、A・B・X・Y・L1・L2・L3・R1・R2・R3ボタンもしっかり搭載。さらにスピーカーについては“5チャンネル”仕様となっているのが特徴的。
OSはWindows 10に加えてAndroid 6.0も搭載。また、スライド式の本体を1画面にして縦にすればほとんどスマホのような見た目になります。厚さが1.4〜1.8センチと薄いのもポイント。
「PGS」には性能が高めの上位版「PGS Hardcore」と、価格が安めの「PGS Lite」があり、ディスプレイの大きさやメモリ、ストレージ、重さなどに違いがあります。詳しい内容は公式サイトでも確認できます。
Kickstarterでは(7月6日現在)売り切れを除くと、「PGS Hardcore」は280ドル(約2万9000円)以上、「PGS Lite」は230ドル(約2万4000円)以上の資金提供で手に入れることができます。そのほか30ドル以上でオリジナルのTシャツが付いてきます。
(宮原れい)
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