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ノートPCの放熱に意外なものが効果あり? 「10円玉ヒートシンク」に注目集まる

※効果を保証するものではありません。

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 ノートPCに10円玉を積むと放熱効果がある……昨今、そんな工夫がTwitterで広まりつつあります。もし本当ならお手頃すぎるPCクーラー。なんたって素材は1枚10円だし、やってもお金は減らない。



 やり方は簡単。ノートPCのディスプレイ前など、熱くなっている金属部分に、10円玉を10枚ほど束にして、並べて積むだけ。Twitterには効果アリとの報告が寄せられています。






 10円玉は銅の含有率が95%と純銅に近く、熱伝導率が高いため、放熱効果が見込めると考えられているようです。PCの半導体や冷蔵庫等の冷却器に用いられている冷却用部品、ヒートシンクと原理は同じ。熱いものに取り付けると、熱が銅を伝って逃げる仕組みです。


ヒートシンク サイズのCPUクーラー、グランドカマクロス3。真ん中の蛇腹のように見える部分がヒートシンク。CPUクーラーの場合、CPUの熱をヒートパイプ経由でヒートシンクへ逃がし、さらにファンで冷却する製品が多い(画像は公式サイトより)

 筆者はデスクトップPC派なので試せなかったのですが、スマホでもいけるかも? とiPhone 6で試行。熱くなる部分に10円玉を重ねてあてがい、3Dをバリバリ使ったアプリで負荷をかけてみました。確かに10円玉が熱くなり、本体の冷却に一役買っているような気はします。しかし直接手に持って使う機器なので、熱いことには変わりませんでした。そもそもタッチ面があっつい!


iPhone iPhoneは裏から見て、左側が熱くなりやすい

 この「10円玉ヒートシンク」に効果はあるのか、問題はないのか、PCメーカーにも問い合わせてみましたが、この件については「ノーコメント」とのこと。それでも夏場の暑さはPCの大敵。効果は保証できませんが、おまじないのつもりで試してみてもいいかも。


(沓澤真二)


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