7月14日、かねてよりコンセプトのみが発表されていたPlayStation Vita用ゲーム「アイドルデスゲームTV」の概要が明らかとなりました。その内容は、まさしくアイドルたちによる“デスゲーム”という言葉の通り。こ、こいつぁ危ねぇアイドルゲームが来ちまったぜ……!
「アイドルデスゲームTV」は、アイドルグループ「プロジェクト47」のメンバーたちが、グループのセンターと生死を賭けて争う「センター争奪デスゲームアクションADV」。山奥の洋館を舞台に司会者「ドリパク」の進行のもと、アイドルたちの文字通り“生き残り”をかけたイベント「ドリーム・オブ・ドリーム(略して「D.o.D」)」を行います。
「D.o.D」の様子は全国に生中継され、アイドルたちの能力を計るさまざまな審査が行われます。そして、審査で最後の1人となったアイドルは、自らの命を輝かせる人生のラストライブ「デスライブ」を行い、死亡します。南無阿弥陀仏。あなたの選んだアイドルはこのデスゲームに生き残り、見事栄光のセンターを飾ることはできるでしょうか……?
このゲームの目標は、プレイヤーが選んだアイドルを脱落させず最終審査に勝ち残らせること。プレイヤーキャラは作中で登場する全てのアイドルを選択可能で、それぞれのアイドルの視点から物語が描かれます。さらに、プレイヤーの行動次第で各ステージで脱落するアイドルが変わり、生き残ったアイドルによって物語も変化。それにより、ゲームを繰り返しプレイすることでさまざまな物語を楽しむことができます。
ゲームの流れは1ステージごとに、主に「ステージ冒頭イベント」「探索パート」「審査パート」「デスライブ」の4パートによって進みます。「ステージ冒頭イベント」ではアイドルが一堂に会しドリパクから審査内容の説明が行われ、「探索パート」で館を自由に行動して審査への準備を行います。「審査パート」ではアイドルたちの生き残りをかけた審査が行われ、審査で脱落したアイドルは強制的に「デスライブ」が決行されて死亡。生き残ったアイドルたちで再び次のステージが行われます。
「探索パート」ではアイテムや情報の収集のほか、他のアイドルとの交流など、さまざまな行動ができます。探索パートで自分のテンションを上げ、相手のテンションを下げれば審査パートで有利に。さらに、他のアイドルと密約を結んで徒党を組んだり、時にはアイドル生命を奪うスキャンダルの暴露などが可能な場面も。厳しいアイドルの世界を生き残るためには手段は選んでられません。さまざまな手を使って勝ち残りましょう!
「審査パート」では、各ステージごとにダンスや演技力などアイドルとしての異なる能力の審査が行われます。審査で脱落したアイドルには「デスライブ」が行われますが、プレイヤーが脱落した場合にはプレイヤーキャラの「デスライブ」が行われゲームオーバーに。こちらの「審査パート」で何が行われるかは今後発表されるとのこと。
そして、このゲーム必見(?)の「デスライブ」では、脱落したアイドルが自身の命をもって番組を彩る「死の罰ゲーム」が行われます。デスライブ中は脱落したアイドルのキャラクターソングがバックに流され、司会者ドリパクによって課せられた無理難題なゲームにアイドルが挑戦します。なお、ドリパクが言うにはこの「死の罰ゲーム」はクリアすることで敗者復活が可能なチャンスということですが、それって本当なの……?
「デスライブ」の内容はさまざまで、「始球式でバットが投手に貫通して死亡」とか「動物ものまねで野性の熊に襲われる」といったものから、「時限爆弾からの生脱出」といったエグいものまで多種多様あるようです。ちなみに煽り文句で「公共電波の限界に挑戦状!」などいろいろ書かれてますが、あえて言います、こんなの放送できるわけねーだろ!!
ゲーム中に登場するアイドルグループ「プロジェクト47」は、全国47都道府県ごとに集められたメンバーが、地域ごとに分けられた7つのチームで構成されたグループ。今回公開された内容では、関東地方の「チーム・ハッピー」の3人と関西地方の「チーム・スマイル」の2人のアイドル、および司会進行を担う「ドリパク」の情報が明らかになりました。
関東地方の「チーム・ハッピー」からは、キービジュアルにも登場しているポジティブな正統派アイドル「茅ヶ崎千春」(CV:上間江望)、チームリーダーでお姉さん的存在の「蒲田真理子」(CV:浅倉杏美)、元気な妹系アイドル「筑波しらせ」(CV:久保ユリカ)の3人が登場。関東地方ということで媒体露出も多い人気チームですが、同時に加入するための競争率も高い激戦区のチームでもあります。
一方、関西地方の「チーム・スマイル」からは、熱血系アイドルの「天王寺彩夏」(CV:芹澤優)、おっとりで天然系「烏丸理都」(CV:西明日香)の2人が公開。こちらは「チーム・ハッピー」と何かと比較されるライバル的なチームです。なんとなく両チームともに、某アイドルプロデュースゲームや某スクールアイドル、某神アイドルを目指す女児向けゲームなどを彷彿とさせる声優陣ですが、そこは深くは触れないことにします……。
司会を務める「ドリパク(CV:山口勝平)」は、ぬいぐるみのような姿の謎のキャラ。ハイテンションで明るく、時に毒舌をまじえ振舞いますが、その性格は狡猾かつ残忍。人間の命を他人の感情を左右させる装置としか思わない悪魔的なエンターティナーです。
さらに、今回解禁された情報では九州地方を拠点とした「チーム・パッション」から1人のアイドルのシルエットも公開。デスゲームに参戦するアイドルたちは続々公開されるとのことで、はたしてどのようなアイドルが登場するのか今後の更新を待ちましょう。
「アイドルデスゲームTV」の開発はウィッチクラフト。販売はディースリー・パブリッシャー。脚本・監督を務めるのは「マリカ 〜真実の世界〜」や「解放少女 SIN」などを手がけた遠藤正二朗さん。キャラクターデザインはアダルトゲーム「ゴア・スクリーミング・ショウ」などで知られる上田メタヲさんです。CEROは現在審査中で、メーカーは「D(17才以上対象)」を想定とのこと。
発売予定日は2016年10月20日で、現在予約受付中。価格はパッケージ版が6800円で、ダウンロード版が6000円(いずれも税別)。特典情報もこれから公開されるそうで、この恐ろしいアイドルゲームの展開から今後も目が離せませんね!
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