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絶滅危惧種である希少な動物、「セスジキノボリカンガルー」がオーストラリアのアデレード動物園からシンガポール動物園にお引越しました。8月上旬のお披露目を予定しています。
「セスジキノボリカンガルー」は、発達した前脚と爪で木を登り木の上で生活する生態を持つ「キノボリカンガルー」に属する1種で、ニューギニア島やオーストラリアの一部でしか発見されていないとても珍しい動物です。
まん丸い輪郭にコロンとした体形、つぶらな瞳の可愛らしい風貌は、カンガルーというよりワラビーやコアラをミックスして、より人懐っこいビジュアルにしたかのよう。
この度シンガポール動物園に迎え入れられたのは、2014年9月に生まれたマカイアくん。実はマカイア君、生後まもなく母親が死んでしまったため、代理母であるワラビーの袋の中でしばらく育てられました。
「セスジキノボリカンガルーの育児をワラビーが行う」という、世界初の試みが成功したおかげで、今こうして立派に成長しているんだそう。おとぼけ顔の裏に、たくさんの苦労があったんだな……。
アデレード動物園にいた頃のマカイア君
シンガポール動物園に到着したマカイア君は健康診断の結果、無事元気なことが確認され、順調にいけば8月上旬にオーストラリアゾーンでお披露目予定。シドニーの動物園から、ヌペラちゃんというお嫁さんも迎え入れるそうです。シンガポール動物園の新しいアイドルになる予感!
ちなみに日本では、よこはま動物園ズーラシアで、このセスジキノボリカンガルーに会うことができます。「シンガポール、遠いな……」という方は横浜にお出掛けしてはいかがでしょう。
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