advertisement
山火事の際にドローンを飛ばし、消火活動を妨害したとして米カリフォルニア州でプレイサー郡在住の男性が7月15日に逮捕されました。
同州の消防当局によると、逮捕されたのはエリック・ワムザー容疑者(57)。6月末に動画と写真を撮影するためにドローンを飛ばしていました。消防局はドローンとの衝突を避けるため、消防機を着陸させざるを得なかったとしています。SNSに投稿された情報から容疑者が浮上したとのこと。
過去2年間で山火事の際に趣味用のドローンが消火活動を妨害することが増えていると同局。消防ヘリなどは消火剤や水をまくために低く飛んでおり、ドローンが同じ空域にいるとヘリは衝突を避けるために引き返さなければなりません。当局はドローン所有者に「君たちがドローンを飛ばすと私たちは消防機を飛ばせない」として火事の起きている地域でドローンを飛ばさないよう呼びかけています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「ドローン飛ばす」15歳少年を威力業務妨害で逮捕
少年は以前にも、善光寺でドローンを墜落させるなどして厳重注意を受けていました。 - 官邸ドローン事件、計画をブログにつづる 一度は断念も
しばらくドローンが発見されなかったことに「遅せーよ職員!」と記している。 - カナダの山火事、避難の様子を撮影した車載カメラが映し出す脅威
すべての住民8万人余りが避難、現地では消火活動が続いている。 - 米運輸省、ドローンの登録受付開始へ 違反すると罰金も
12月21日からオンラインで登録。 - “火をもって火を制する”山火事対策ドローンをアメリカの大学が開発
発想の勝利。