advertisement
オーストラリアの交通事故委員会(TAC)が、交通事故に遭っても生き残れるように進化した仮想の人間「Graham」を、啓発活動の一環として作成しました。まるでSF映画に出てきそうな見た目です……。
研究によれば人間は、自動車などを使わずに自らが到達できるスピードでの衝撃にしか耐えることができないのだそうです。
Grahamは体が事故の衝撃に耐えられるようになっており、例えば頭蓋骨は巨大に進化し最も弱い部分である脳を守っています。平たい顔になっているのは事故の時に多い鼻が折れるケースに備えての進化。耳も頭蓋骨や首に守られる構造になりました。さらなる衝撃吸収のため、頬骨のまわりに脂肪が多くなっています。
足についても人間の膝は一方向にしか曲がらないことから事故の時に骨折などに至るケースがあり、Grahamは全方向に曲がる膝を身につけています。
交通事故委員会CEOジョー・カラフィオールさんは「Grahamは、なぜより安全な道路システムを作る必要があるのかを思い出させるものとなるような教育用ツールである」と語っており、交通安全の重要性が伝わってきます。Grahamはビクトリア州立図書館に展示される予定です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ゆるキャラがさわやかに死にまくる動画が世界で流行中
YouTubeで3億再生越え。 - 棒人間があああぁっ! 歩きスマホの危険性をうったえる米地下鉄のPR動画が悲惨すぎてトラウマもの
見たら自省せざるを得なくなる。 - Googleストリートビューに交通事故? 「日本三大酷道(こくどう)」として知られる国道425号線に転倒したバイクの姿が
整備が行き届いておらず、国道ならぬ“酷道”として有名な場所です。 - 愛知県警が「星座から見た交通死亡事故の特徴」を公開 「気をつけよう」「星座占いなの?」と賛否両論
注意が必要な時間帯、曜日などを掲載しているほか、交通死亡事故や飲酒運転の星座別ランキングも。ただし統計データは閲覧できません。 - かつてない程の安心感 プロレスラー・棚橋弘至さんが通学路を守る姿が頼もしすぎる
テリーマンかな?