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中国のサファリパークで下車した女性がトラに襲われ重症 助けに入った母親は死亡

サファリパークは自家用車で遊覧するシステムでした。

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 7月23日、中国のサファリパーク「八達嶺野生動物世界」にて、遊覧中の女性が下車しトラに襲われました。女性は重症を負い、助けに入った彼女の母親は死亡。事件のあらましは地元のテレビ局「CCTVNews」がFaceBookにて報じています。



 同施設は自家用車で入場し、そのまま遊覧するタイプの動物園。動物は放し飼いにされており、来場者は事前の契約で、ドアのロックや窓の全閉が義務づけられています。

 にもかかわらず、女性は車内での口論がもとで車の外へ。そこをトラに襲われ、引き倒されました。彼女の夫と母親はあわてて助けに入りますが、別のトラから襲撃を受けてしまいます。

 警備員は数秒で現場へ急行し、警笛を鳴らしましたが、既に女性は踏み出していたため、救出は間に合わなかったと報告されています。

 八達嶺野生動物世界が所在する北京市延慶区は、公式サイトにて同施設の即時閉鎖を命じたとコメント。安全性を確保するための調査を開始しています。


北京市延慶区 北京市延慶区の声明

 本件に関し、ネットでは規則を無視した女性の非を問う意見が大勢を占めていますが、施設側の対策も必要だとする指摘も。なお、同施設では2014年にも、警備員がトラに襲われて死亡しています。


CCTV 事件を報じたCCTVNewsのFaceBook

(沓澤真二)


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