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「はてなブログ」のはてな、同性や事実婚パートナーも社内規定で「配偶者」に 福利厚生の適用範囲広がる

就業規則でも「性自認・性的指向に関わる差別」の禁止を明文化。

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 「はてなブログ」「はてなブックマーク」を運営するはてなは8月1日、社内規定における「配偶者」の定義を同性や事実婚のパートナーも含むよう変更しました。「結婚(法律上の婚姻」を対象にした福利厚生制度が、これらのパートナーにも適用されるようになります。

はてな 株式会社はてなのロゴ

 はてなでは従業員の多様な価値観や個性に対応した職場の環境づくりを目指しており、今回もその一環とのこと。社員は同性や事実婚のパートナーとの関係を「結婚に相当する」として、慶弔見舞、育児介護休暇、赴任などの福利厚生制度を適用可能に。また社内ではLGBTに関する理解を深める社内研修を実施し、就業規則でも「性自認・性的指向に関わる差別」の禁止を明文化しました。

はてな はてなのコンテンツの1つ「はてなブックマーク」

 社内規定における同性婚や事実婚の容認は、今年2月にもパナソニックが方針を固めたほか(関連記事)、7月に楽天も「配偶者」に同性パートナーを含むと定義を変更していました(関連記事)。はてなは今回の定義変更について、「あらゆる人が固有に持つ文化、国籍、信条、人種、民族、言語、宗教、性別、年齢や考え方の多様性を尊重し、ダイバーシティを推進するため、関係機関の動向を確認しながら、制度の変更や柔軟な対応に取り組んでまいります」と宣言しています。

黒木貴啓


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