2016年12月4日に一部区間の営業終了が決まっているJR北海道・留萌本線「増毛駅」の切符をモチーフにしたノートが、オレンジページの「きっぷのーと」シリーズから登場します。
鉄道駅の切符をデザインした「きっぷのーと」シリーズには、切符を手にすることが減った今だからこそ、手に取って懐かしんでほしいという思いが込められているそう。
増毛(ましけ)駅は留萌本線の一番端の駅で、故・高倉健さん主演の映画「駅 STATION」のロケにも使われました。増毛という地名が「ぞうもう」とも読めることから、髪がさみしくなってきた人が増毛駅の切符をお守りにしているという都市伝説も耳にします。廃止が決まってからは別れを惜しむファンが多く訪れているそう。「きっぷのーと」には運行最終日の日付が刻まれています。
ノートのサイズは257ミリ×135ミリ、中とじ56ページで、メーカー希望小売価格は税別600円。8月6日より書泉グランデ(東京・神保町)、書泉ブックタワー(東京・秋葉原)などで販売されます。また、発売日は異なりますが、沿線での販売も予定されており、増毛駅バージョンは留萌ブックセンター(三省堂書店)でも取り扱います。
この他、8月6日発売の「きっぷのーと」シリーズには「甲子園駅」と「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」も登場します(仕様・価格などは共通)。
「甲子園駅」は高校野球の聖地・阪神甲子園球場の最寄り駅。野球観戦のお土産にもよさそうです。沿線販売箇所は阪急、阪神沿線アズナス、アイビーショップ各店、紀伊國屋書店グランフロント大阪店など。
日本一長い駅名で知られる「南阿蘇水の生まれる里白水高原」は、4月の熊本地震で大きな被害を受けた地域にあり、同駅はまだ営業を再開できていません。この商品の収益は日本赤十字社を通じ平成28年熊本地震災害義援金として寄付されるそう。沿線販売箇所は南阿蘇鉄道・高森駅売店などです。
今回登場したのは3つの駅でしたが、5月には仙台、東京、博多など12駅の「きっぷのーと」も発売されています。
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