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2016年8月8日15時、天皇陛下がビデオメッセージで自身のお気持ちを表明された。天皇のお気持ちをめぐっては、天皇の位を皇太子に譲る「生前退位」の意向があることを複数メディアが報じていた(関連記事)。
天皇陛下は現在82歳。NHKの報道によると5年ほど前に天皇陛下から宮内庁関係者に生前退位の意向を明かしたとされているが、天皇は政治的な発言が禁じられている。そのため、「天皇は国政に関する権能を有しません」など生前退位についての明言は避けた反面、「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」と自身の気持ちを語った。
「現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したい」として発したビデオメッセージは「国民の理解を得られることを切に願っています」と結ばれた。生前退位の実現には、皇室典範の改正や特別立法が必要になるとみられる。このビデオメッセージの映像は宮内庁のサイトにも掲載される。
追記
宮内庁のサイトでビデオメッセージ及び全文が公開されました
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