advertisement
夏かぜの1つである病気「ヘルパンギーナ」が全国的に流行していると、厚生労働省が公式Twitterで注意喚起しています。
発熱のほか、口腔粘膜に小さな水疱性の発疹をもたらす、急性のウイルス性咽頭炎。NIID(国立感染症研究所)によると、患者は5歳以下が全体の90%以上を占めるとのことですが、大人もかかります。子どもが感染した場合、ひきつけを起こして意識を失う「熱性けいれん」を伴うことも。口の痛みで飲食ができず、乳児が脱水症状を起こす例や、まれに髄膜炎を併発することもあります。
感染経路は、主に感染者の鼻やのどからの分泌物などによる接触感染と飛沫感染。抗菌薬は効かずワクチンもないので、決め手となる治療法はなく、予防が重要となります。厚生労働省は、感染者との濃厚な接触を避け、手洗い・うがいを徹底するよう周知。あわせて、メールマガジン「感染症エクスプレス@厚労省」で情報を提供しています。
(沓澤真二)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 煮えるドリンク、溶けるクレヨン……子どもやペットの車内放置に注意喚起する日産の動画がひたすらショッキング
ナビに真夏日警報を表示する「真夏日アラート」も実施。 - コミケ準備会「もう戦いは始まっている!」 夏コミで熱中症の注意喚起 外出して暑さに慣れておくべし
全身ラバースーツもご用心。 - ひと晩寝かせたカレーで食中毒!? 加熱しても死なないウェルシュ菌とは
「2日目カレー」は危険という話。 - 厚労省、日中友好開発の化粧品「ばらクリーム」「三黄クリーム」からステロイド成分が検出されたと発表
使用を中止し、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。 - ニラだと思ってスイセンを誤食......消費者庁が有毒植物による食中毒の注意喚起
4月、5月は特に注意が必要。