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若手アニメーターを応援する「寮」の増設に向け支援を募集中 低賃金問題の救済を目指して
平均月収が9万円と言われるアニメーターの若者が、都内で仕事に集中できる環境を提供するためのプロジェクトです。
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若手アニメーターのための住居支援プロジェクトが、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて支援を募集しています。新人のため、都内に月3万円で絵や作画の技術支援が受けられる寮を増設し、環境をサポートするのが狙いです。
2009年の日本アニメーター・演出家協会による調査によると、20代のアニメーターの平均月収はわずか9万円。さらに、2009年〜2014年度までアニメ制作会社の平均収入は横ばいの状態だといいます(関連記事)。今回の企画者でもあるNPO法人のアニメーター支援機構は、こうした状況の若手アニメーターのため、これまでも何度かプロジェクトを立ち上げ支援しています。
初期住居者から作画監督になった人もすでに出てきており、これまでに「ガンダム Gのレコンギスタ」作画監督・玉川真吾さん、「甲鉄城のカバネリ」アクション作画監督・川野達朗さん、「放課後のプレアデス」作画監督・空賀萌香さんなどを輩出しているとのこと。
すでに第1の目標である「現状の寮の維持費」は達成し、現在は2017年の寮の増設(2〜3人程度)に向けて募集中。場所は今年の3月にオープンした杉並区阿佐ヶ谷の寮となります。
3000円コースから支援でき、コースによってオリジナル画像データやアニメーション動画データなどのリターンが提供されます。目標金額は250万円で、期限は10月13日23時まで。8月20日時点で151万3000円が集まっています。
(宮原れい)
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