フェリシモより、仏像の頭を模した「らほつニットキャップ」のリリースが決定しました。
仏像に特徴的なあの頭髪こと螺髪(らほつ)を、そのままニットキャップに落とし込んだセンセーショナルなデザインです。
悟りを開いた仏の知恵の証である肉髻(にっけい)は、仏らしさとニットキャップとしてのかわいさを追求したこだわりのポイントだそう。試作を繰り返して生み出された優雅な造形は、つい触れたくなってしまいそうです。
耳輪垂成(じりんすいじょう)と呼ばれる福耳は、釈迦が一国の王子であったころ、豪華で重たいイヤリングをつけていたためにできたものです。その福耳ももちろん再現されている上、この耳部分をボタンで留めると普通のニットキャップのようにカジュアルにかぶることもできます。まだ悟っていない目上の人と会ってしまった時など、仏感を出したくないシーンで便利です。
螺髪の細部はもちろんこだわり抜かれています。長い長い髪の毛が右巻きに巻きついて粒状になっているという螺髪を再現するため、毛玉が交互に重なっていくように編み上げられています。仏らしい美しい重厚さを持ったデザインです。
色はグレイ・アイボリー・レッド・ネイビーの4種類のほか、東京国立博物館で開催される特別企画展「平安の秘仏ー滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」とコラボレーションした限定カラー「光背マスタード」も制作されています。こちらは企画展の会期中(9月13日から12月11日まで)の間、東京国立博物館のミュージアムショップに並ぶので、気になった方は上野まで足を運んでみると良さそうです。
らほつニットキャップがあれば、いつでも仏を身近に感じていられそうです。今から発売が楽しみですね。
(正しい倫理子)
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