映画「シン・ゴジラ」の作中に登場する第2形態のモデルとされる海洋生物「ラブカ」。そのぬいぐるみを販売する沼津港深海水族館が公式Twitterからシン・ゴジラをイメージしたラブカのポップアートの画像を投稿しています。
ツイートには「すっごい欲しい!通販はないのかな」「もー仕事が早いんだから 」などさまざまなコメントが並んでおり、中には「ラブカってなんだろ」と質問する人も。
ラブカとは深海に暮らすサメの一種で、飼育が非常に難しいことからその生態は謎に包まれています。そんなラブカですが、シン・ゴジラで話題になるまでは、メジャーな生き物とは言えませんでした。なぜラブカのぬいぐるみを販売するに至ったのかなど館長の石垣さんにお話を伺いました。
沼津港深海水族館 石垣館長インタビュー
――Twitterでラブカのぬいぐるみとポップアートが話題になっています
館長:投稿から1時間でこんなに多くの反響をいただいたので、驚いています。
――シン・ゴジラ風のラブカのポップアートはどのように生まれたのでしょうか
館長:シン・ゴジラの公開後に職員から「あれ(シン・ゴジラ第2形態)はラブカじゃないか?」という話を聞いていて、私も昨日映画を観てから「ラブカに違いない」と確信しました。監督さんらの「(ラブカを)意識した」という話を聞いたりしていたので、売店の女性店員さんに頼んで作ってもらいました。
――制作時間はどれくらいだったのでしょうか
館長:1時間くらいですかね。私の方からは「かわいいところはかわいくしてほしいけれど、抑えるところは抑えてほしい」と要望していたので歯のところなどもこだわってくれたと思います。
――ぬいぐるみもかなりリアルですよね
館長:実はぬいぐるみを作るにあたり、私が監修的なことをやらせていただきました。ぬいぐるみには人気が出る色というものがあるのですが、私の意向で「できるだけラブカそのものの色に近づけてほしい」とこの色味にしてもらいました。ぬいぐるみだけでなくTシャツも置いているのですが、こちらも人気ですよ。
――シン・ゴジラの公開後と公開前ではぬいぐるみの人気は変わりましたか
館長:販売を開始したのは映画の公開前でした。最初は140個程度を置いてみたのですが、即完売でしたね。その後も置いては売れるということが続いています。映画公開後も人気は変わらず、売れ続けている人気商品です。
リアルさで人気が出たラブカのぬいぐるみは3200円(税込)。沼津港深海水族館に行った際はぜひお土産に買って帰りたいですね。
(Kikka)
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