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利用者の減少、地域ニーズに合わない JR西日本が「三江線」の廃止を表明

鉄道事業の廃止届出は9月末日までに行うとしています。

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 JR西日本は9月1日、島根県江津市から広島県三次市を結ぶ三江線の廃止を表明した。鉄道事業の廃止届出は9月末日までに行う。



 同社によると三江線は維持・存続のため、2011年度から利用促進のための取り組みを地域一体で展開。それでも2014年度の輸送密度は1日当たり50人(会社発足時の約9分の1)と、利用者の減少に歯止めがかからず、さらに二度にわたる大規模災害による長期間運休など、災害リスクの高まりは無視できないと説明している。

 また、移動手段として鉄道が地域のニーズに合致していないこと、鉄道の特性を発揮できておらずバスで代替可能な点などを挙げ、三江線の鉄道事業は「どのような形態であっても行わない」と判断した。今後は新たな交通プランの立ち上げ、初期投資費用の全額と一定期間の運営費用を負担する考えを示し、「具体的に地元の皆様と協議を進めてまいります」と述べている。


三江線 廃止 JR西日本 意思表示
三江線(Google検索より)

(宮原れい)

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