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SpaceXのロケット、貨物の通信衛星とともに爆発 提携先のFacebook CEO「残念だが通信普及の努力は続ける」
人工衛星はアフリカへのネット環境構築を目的としたものだった。
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9月1日9時ごろ(東部標準時)、アメリカ宇宙開発企業「SpaceX」の無人ロケット「ファルコン9」が発射準備中に爆発した。積み荷の人工衛星「AMOS-6」も失われている。事故の様子は同国の宇宙開発を伝えるメディア「USLaunchReport」がYouTubeで公開している。
ファルコン9は本来、9月3日にフロリダ州ケープ・カナベラル空軍基地からの打ち上げを予定していた。同社の現状報告によると、事故は燃焼試験での推進剤充填中、酸素タンク上部から発生したもの。全従業員は発射台から離れており、負傷者はなかったという。
AMOS-6はフランスの通信運営企業とFacebookが提携して開発した通信衛星。アフリカへの安価なネット接続環境の提供を目的としていた。
同社のマーク・ザッカーバーグCEOは自身のFacebookで、事故に対し失意をあらわに。それでもなお、自社開発の無人機「Aquila」なども用い、世界的な通信普及の努力を続けると表明している。
(沓澤真二)
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