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モンゴルのバヤンウルギー県アルタイ郡にて撮影されたカザフ人の“ヒツジの洗い方”が、あまりに衝撃的だとして拡散されています。ヒツジの毛を刈る事前準備としてヒツジを丸洗いするもので、その方法を紹介しているのは、主にモンゴル・カザフを対象とした遊牧文化紹介・装飾文化研究をしている廣田千恵子(@Chieko_SHAGAA)さん。
川辺に集められた子ヒツジをどうやって洗うのかと見ていたところ、子ヒツジを抱きかかえたカザフ人が川へ向かっていき、ポイッとヒツジを投げています。ちょっと衝撃的ですが、これがカザフ人のヒツジの洗い方。ぽーんと投げられ、宙に浮いてるヒツジかわいい……。
作業を初めて1時間半ほどで、およそ150頭全ての丸洗い(ぶん投げ)が終わったそうです。100頭も洗うには、きっとこれが、ヒツジを知り尽くす牧畜民たちが編み出した、効率良く、最適な方法なのでしょう。
一見すると乱暴な方法にも思えますが、ヒツジの体のことを理解した上でケガしないよう投げていて、素人には決して手出しさせないそうです。その後、3時間ほどたって毛の乾いたヒツジたちを1頭あたりわずか5分ほどで毛を刈っていくのも、ヒツジを知り尽くす彼等ならでは。
廣田さんは「“ヒツジがかわいい”“かわいそう”というだけではなく、何百頭という家畜を抱えながら限られた水資源の中でいかに毛を洗い、刈り、生活の中で生かすかという、自然と向き合いながら生きる牧畜民のリアルな現実を写真から感じていただければ」とつづっています。
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