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ノーベル医学・生理学賞に東工大の大隅良典栄誉教授 「オートファジー(自食作用)」の仕組み解明

細胞が自らのタンパク質を分解して再利用する現象。

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 スウェーデンのカロリンスカ医科大は10月3日、東京工業大学の大隅良典栄誉教授に、今年のノーベル医学・生理学賞を贈ると発表しました


ノーベル医学・生理学賞 大隅良典さん(Google検索より)

 大隅さんは、細胞が自らのタンパク質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」のメカニズムを解明。オートファジーの観察に世界で初めて成功したり、オートファジーを制御する遺伝子を発見したりと、これまでは謎に包まれていたオートファジーの仕組みを次々と明らかにしました。大隅さんの研究は、さまざまな病気の治療や原因解明にも役立つと期待されています。


ノーベル医学・生理学賞 大隅さんが観察したオートファジーの様子

 大隅さんは1945年生まれの71歳。米ロックフェラー大や東京大、岡崎国立共同研究機構などを経て、2009年に東京工業大の特任教授、2014年に東京工業大の栄誉教授に。日本人のノーベル賞受賞はこれで3年連続となります。


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