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国土交通省が公開している「多様な食文化・食習慣を有する外国人客への対応マニュアル」の中で、「刺身を食べる中国人には、練りわさびをたっぷりと提供する方がよい(1回の食事で1本の練りわさびを使い切る人もいる)」と記述していたことが分かり、ネット上で物議を醸しています。
話題となっているのは国土交通省総合政策局観光事業課(現在は観光庁観光産業課)が平成20年(2008年)2月に作成した「中国人に対して良いおもてなしをするための推奨事項」の一節。
2016年10月初旬に大阪の寿司チェーン・市場ずし難波店が外国人客らなどに対してわさびを過剰に入れた寿司を提供していた問題(関連記事)が浮上したことから、「国交省がわさびの増量を指導していた?」と批判が飛び火しています。
本件について、同省・観光産業課に問い合わせたところ「HPにも記載の通り、資料は外食産業の向上のために多様な文化を理解していただくための資料だった」とのこと。「練りワサビをたっぷりと提供する方がよい」とするマニュアルの内容については、当時資料作成を担当した日本交通公社の調査によるものと回答。ただし、同課が現在は本事業を行っていないため詳細は差し控えたいとしました。
なお同課は今回の指摘を受け、「今後、(該当資料の)掲載を続けるかなどの対応については課内で検討していきたい」とコメントしています。
(Kikka)
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