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嫁が踊る未来がついに……! ロボット技術を使った“動く萌えフィギュア”が販売を開始

「MikuMikuDance」で自由なモーションが作れる仕様に。

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 ついに待望の“動く萌えフィギュア”が登場……!――以前、犬型ロボット「AIBO」の開発にも関わっていた春日知昭さんによるロボット開発企業、スピーシーズから世界初のモーションフィギュア「Model MOFI7 Pro」が販売されます。


Model MOFI7 Pro スピーシーズ ロボット技術 動く フィギュア 「Model MOFI7 Pro」

 見た目は普通のフィギュアと変わらず、2つのお団子結びがかわいらしい女の子のキャラクター仕様となっています。外装には硬質樹脂を使った「Real 3DSkin」を使用。体もスリムでロボット特有の無骨な感じは一切なく、これで動くのが不思議に感じられます。

 内部は同社が2014年7月に開発した電動ロボット素体「MF201」(関連記事)と同様、特殊なワイヤー駆動方式となっています。動作のためのサーボモーターや制御用のCPUを下部の箱“からくりユニット”内に収納することで、フィギュアを静かに駆動できるのだそうです。また「RaspberryPi3基板」実装によってLINUXでソフトを開発でき、さらに3DCG制作ソフト「MikuMikuDance」でのモーション制作も可能です。


Model MOFI7 Pro スピーシーズ ロボット技術 動く フィギュア ダンスもできるよ!

Model MOFI7 Pro スピーシーズ ロボット技術 動く フィギュア モーターは下のからくりユニットの中に収納

 フィギュアの身長は約45センチと、だいたい1/4スケールと同等です。関節は頭部が3軸、腕7軸×2、足5軸×2、腰3軸、ステー(支柱)4軸と合計34軸の自由度があり、関節可動範囲は最大で200度ほど。2足歩行型ではなく支柱固定のメリットとして、歩行型ではあり得ない自由な踊りができる「ダンサブルタイプ」だとしています。


Model MOFI7 Pro スピーシーズ ロボット技術 動く フィギュアModel MOFI7 Pro スピーシーズ ロボット技術 動く フィギュア アイプリも良い感じ

Model MOFI7 Pro スピーシーズ ロボット技術 動く フィギュア 宇宙服のような服装です

Model MOFI7 Pro スピーシーズ ロボット技術 動く フィギュア 支柱からはたくさんのワイヤーが

 「Model MOFI7 Pro」は2017年2月に販売開始で、価格は塗装済み標準外装込みで98万円(税別)。オプションでは外装のカスタマイズ(別費用)も可能となっています。さらにその後は低コスト化を行ったコンシューマー用プラットフォームとして量産予定で、こちらの販売価格は25万円を目指しているとのこと。

 10月31日〜11月2日に東京ビッグサイトで開催される「ビジネス フロンティア・フェア」の同社ブースでデモ展示されます。


「Model MOFI7 Pro」の動作デモ

(宮原れい)

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