ベースとドラムの2人組ストリートミュージシャンのパフォーマンスが「エグい」と話題になっています。
丸刈りの頭と作務衣調の衣装が目を引きます。10月30日に原宿で撮影された2人の動画は、またたく間にTwitterで拡散。1日で5万回以上リツイートされています。
ユニット名は「Kyotaro&Rikuo」。ツイートのリプライには「カッコ良いよね〜生で聴きたいです」「ベースとドラムで 曲になるとか センスありすぎ」「ハチャメチャカッコ良いっす!!!!テクニックもすげえ!!!!最高!!」など絶賛の声。また海外からも「holy fuck this is cool(まじか、こいつはクールだ)」「this is soo badass(これはすげえヤバい)」「so much respect and admiration for bass players(ベースプレイヤーに、リスペクトと称賛を)」など、これまたベタ褒め。
葛城京太郎さんのベースの、ゴリゴリ攻める高速スラップ。音のキレがよく、めちゃくちゃ気持ちいい。たくさんハーモニクス(倍音を出す演奏法です)を入れて、幻惑するような音作りをしているのも印象的。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーや今沢カゲロウを彷彿(ほうふつ)とさせます。
ドラムは清水陸生さん。旅行かばんをバスドラムに改造し、スネアとハイハットだけというシンプルなスタイルで演奏しています。疾走感を持たせながら、常に攻撃的なスネアの使い方が耳に残ります。高速曲ではばっちりリズムキープ、跳ねる曲ではファンキーなノリを魅せてくれます。
現在18歳と19歳のお二人。テレビ東京「車あるんですけど…?」にも出演し、ベースマガジン11月号には京太郎さんの様子が掲載されています。
早速、ベースの京太郎さんにインタビューしました。
京太郎さんと陸生さんは、2013年5月13日に高卒認定の取れる「OSM高等専修学校」で先輩と後輩(清水陸生さんが1つ上)として出逢ったそう。たまたま地元も同じで意気投合。2人での演奏がショーになるのではと考え、ライブ活動を始めます。路上ライブを始めたのは2016年の9月になってからで、9月1日から約半月間、「家に帰らず携帯も財布も持たず、路上ライブで稼いだお金だけで生活できるか」という力試しの旅に出発。最初は大阪から出発し、手応えを感じたため、勢いで東京にも足を伸ばしたそうです。
―― 今は大阪に住んでいるんですか?
京太郎さん 今は東京と大阪を行き来していて、ここから全国制覇の旅に出るということで『住む』っていうことに対しての意識が少しずつ変わって来ています。なので大阪に住んでるっていう実感はあまりないです!
―― 丸刈り頭や服装にはこだわりが……?
京太郎さん 服装や髪型に関しては『日本を背負っていく』ことをコンセプトに考えています。外国の物に憧れやすい日本人ですが、日本にも素晴らしい文化が沢山あるということを伝えたいと思っております。
―― 動画が話題になっていることについて、今のお気持ちは?
京太郎さん 反響が大きくてとてもうれしいです!! 天下獲るつもりでやってるので光栄ですね^^
―― 今後どんな活動をしていきたいですか。
京太郎さん 今後は、計画を立てて同じスタイルでの全国制覇を目指します!!!!!
2人の活動についてはハッシュタグ「#京陸」にまとまっています。ちなみに陸生さんはドラムを3歳からやっていて、京太郎さんは中1からベースを始めたそう。全国を巡る予定の2人、ぜひ近隣に来たら生で聞きたい!
(たまごまご)
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