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博多駅前で大規模な道路陥没 地下鉄の延伸工事が原因と交通局が謝罪

早朝から騒然とする現場。周辺のビルから避難指示。

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 11月8日5時15分ごろ、福岡県福岡市の博多駅前2丁目交差点付近において、大規模な道路陥没事故が発生。陥没の大きさは幅約27メートル、長さ約30メートル、深さ約15メートルにまで拡大している(10時40分現在)。博多口交差点から博多区役所南口交差点の区間において全面通行止めとなっている。

 陥没事故によるケガ人は確認されていない。原因については調査中で、通行止めの期間は未定。福岡市交通局によると、陥没した道路の直下で七隈線の延伸工事が行われていたとのこと。また、福岡市役所交通局建設課への取材によると、工事中に地下水が出て結果的に陥没に至ったと見ている。詳細が分かり次第報告するとしている。福岡市交通局の公式サイトに状況を知りたい利用者などからのアクセスが集中し、サイトにつながりにくい状態が続いている。

博多駅前陥没 発生当時から穴が拡大していったとの情報も(画像提供:流浪にしかわさん)

 陥没事故が起きた当時、交差点付近のビル7階にあるネットカフェにいた流浪にしかわ(@Complain_Nao)さんによると、駆け付けた警察の指示によりすぐに避難したという。周辺ではガスのにおいが充満しているとの情報も。陥没した穴には水が流れ込んでいる。

博多駅前陥没 市の地下鉄の担当者が現場に近づけない状況とのこと

 九州電力によると、この道路陥没を原因とする停電が同時刻ころから博多駅前周辺で起きており、現在復旧作業を進めているとのこと。

11月8日10時40分追記

 陥没の大きさは幅約27メートル、長さ約30メートル、深さ約15メートルにまで拡大。これに伴い事故現場付近の上水道、中水道、ガス中圧管を停止したと福岡市交通局が発表している。

 陥没事故に伴い福岡市は9時45分、「博多駅前2丁目3番12号と14号」「博多駅前2丁目5番5号と7号」「博多駅前3丁目25番21号」「博多駅前3丁目26番1号,29号」に避難勧告を発令した。避難場所は堅粕公民館と東住吉公民館となっている。

 さらに福岡市の道路下水道局は下水道施設に被害が発生し、汚水が流れない箇所があるとして、下水道使用の自粛を呼び掛けている。範囲は博多駅前1〜4丁目、博多駅東1〜3丁目など。復旧には数日かかる可能性がある。

博多駅前陥没 下水道使用の自粛を呼び掛けているエリア

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