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乗用車に変形する人型ロボット、本格的な事業化へ発進 顔が「勇者」風だと思ったら大河原邦男本人が協力

2017年中の完成と、テーマパークやプロモーションへの活用など事業化を目指す。

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 乗用車に変形する人型ロボット「J-deite RIDE」(関連記事)について、事業化や量産化などの計画が発表された。メカデザイン協力として「ガンダム」や「勇者」シリーズで知られる大河原邦男氏が招かれており、「勇者ロボ」感あふれるアイデアスケッチも公開されている。


アイデアスケッチ 大河原氏によるアイデアスケッチ。口をキリッと結んだ人間らしいデザイン

 2015年よりBRAVE ROBOTICSとアスラテックが開発してきた、全長約4メートルのロボット。人型のロボットモードと乗用車型のビークルモードに完全変形する。ロボットモードでは二足歩行し、ビークルモードでは人が乗って運転できる、まさにロボットアニメのような仕様だ。


完成イメージ図 完成イメージ図。無線・有線による無人遠隔操縦が可能。ビークルモード時のみ、人が搭乗して運転できる

スペック 想定されているスペック。2015年の発表時よりも若干大型化している

 今回の発表では、遊戯機械や舞台機構および昇降機などの設計・製造を手掛ける三精テクノロジーズが参画することが分かった。共同で有限責任事業組合を設立し、開発を加速。2017年中の完成を目指し、テーマパークや各種イベントへの参加、一般企業でのプロモーション活用などによる事業化を図るという。

 三精テクノロジーズを中心とした量産化計画も明かされた。J-deite RIDEをベースに、アミューズメントパーク向けの乗用人型変形ロボットを開発するという。関連して、11月14日よりアメリカのオーランドで開催されるアトラクション関連の展示会「IAAPA Attractions Expo 2016」に、全長約1.5メートルのプロトタイプを出展する。


(沓澤真二)


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