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毎年、大学模試を受けている人工知能「東ロボくん」。今年の試験結果が発表され、「第1回東大入試プレ」の数学(理系)で、偏差値76.2を記録したことが明らかになりました。もう勝てない(確信)。
「東ロボくん」は2011年度にスタートしたプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」で、国立情報学研究所らが共同開発を行っている人工知能。今年のセンター試験の模試では、5教科8科目で全国平均を大きく上回る525点を獲得しました。偏差値は57.1と昨年より0.7ポイント低下したものの(関連記事)、合格可能性80%以上の大学数は474から535校に増加しています。
また、東大模試の受験も。昨年の数学(理系)の偏差値は44.3と振るいませんでしたが、今年は大幅な伸びを見せ、76.2という好記録をマーク。問題文や数式の理解力を向上させる改良などを施した結果とのことで、もはや勝てる受験生がほとんどいないレベルに到達しています。
なお、一部報道によれば、「東ロボくん」が東大合格を目指すのは今年が最後。世界史などの成績は良いものの、読解力が求められる英語や国語で伸び悩んでいるのが原因のよう。ほぼすべての科目で偏差値50以上を取った今年のセンター模試も、国語は49.7、英語リスニングは36.2と低調でした。
(マッハ・キショ松)
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