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東京大学が一人暮らしの女子学生向けの新制度として月額3万円支給すると発表し、男女差別ではないかとネット上で議論を呼んでいます。大学側に問い合わせたところ、「同制度は取り壊しとなった女子寮を補うための当面の措置」であるとの説明がありました。
同制度で対象となるのは、自宅から駒場キャンパスへの通学時間が90分以上かかる女子学生。支給を受けるには大学側が指定する物件への入居が条件となり、部屋は100室程度用意される予定。支給は最大2年間受けることができます。これに対しネット上では女性の一人暮らしには心強いという意見もある一方、「女子学生にだけ支払われるのは不公平では?」といった批判意見が噴出。
こうした批判についてどう捉えているのか大学側に質問をしたところ「女子寮(白金学寮)が老朽化により2007年に取り壊しとなったため、女子学生用の宿舎整備と並行しつつ、当面の不足を補うため民間のマンション等を活用することにした」「宿舎に比較し、家賃等の負担が大きいことから大学としてその負担軽減を目的として補助を行うこととなった」と、制度導入の理由について説明がありました。同制度は今後長期に渡って採用されるわけではなく、宿舎不足に伴う一時的な措置ということのようです。ただし具体的にいつまで実施されるかは未定とのこと。
なお、現在東大の学部生数は6673人であるのに対し、女子学生は1257人と全体の約19%。東大側としては女子学生の増加をはかるためにも、女性の通いやすさをアピールしたいものとみられます。
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