温泉で有名な大分県別府市が、「遊園地」ならぬ「湯〜園地」計画を発表。あらぬ方向に全力で力を入れた、見ているだけで未知の文明に触れたかのような顔になりそうな動画を公開しました。佐賀県がここ数年いろいろと変化球なネタをネットに投下していましたが、大分よお前もか。
動画は「湯〜園地」の完成イメージ映像となっており、別府市の立石山中腹にある遊園地「ラクテンチ」で撮影されました。総勢150人以上のエキストラを動員し、源泉地より12トン以上の温泉を地元消防署協力のもと消防ホースを用いて運搬するなど、かなりお金が掛かっているもよう。
動画を再生すると、まずは屋外のテーマパークをバスタオル1枚の人々が楽しそうに歩いているところから始まります。裸族かよ。動画が公開されたのが11月後半なのもあって、「楽しそう」とかよりも「凍死しそう」が第一印象でした。
さらに、「湯船が回るメリーゴーラウンド」や「温泉の入ったジェットコースター」など、温泉より水風呂はいって頭を冷やせと言いたくなるアトラクションが次々に飛び出します。絶望的にメンテナンスが大変そう。しかし一番のツッコミどころは、メリーゴーラウンドの馬にまたがる子どももバスタオル1枚なところでしょうか。
他にも温泉で射的をしているシーンや、中が風呂桶になっているケーブルカーなど、“とにかく温泉にしとけ”感が溢れています。別府市は一体どうしちまったんだ。
ただし、動画最後に出てくる温泉観覧車はちょっとありかなと思いました。温泉に入りながら夜景を見られたら、露天風呂にも勝る開放感がありそうです。
なお、この「湯〜園地」はジョークではなく、YouTubeで100万再生を超えたら実現する予定とのこと。別府市長・長野恭紘氏の公約誓約書がリリースページに公開されています。動画のままではいろいろと無理がありそうですが、実現すれば別府温泉が世界に知れ渡るかもしれません。
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