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東京都心 54年ぶりに11月の初雪 積もれば“観測史上初”

南岸低気圧の影響で、関東各地では朝から雪となっています。

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東京都心で初雪 東京都心で初雪を観測。1962年以来、54年ぶりの早い雪の便りです。23区内も積もる恐れがあります

 東京都心では午前6時25分頃に雨がみぞれに変わり、「初雪」となりました。11月に初雪を観測するのは1962年(昭和37年、11月22日)以来で、54年ぶりの早さということになります。

 関東地方に雪を降らせるのは「南岸低気圧」と呼ばれるものです。関東の南を低気圧が通ることで雨や雪を降らせる雲が関東の広い範囲にかかるというわけです。例年ではまだこの時期は雪を降らせるほど低い気温ではない(気温が高い)ため、雨の場合がほとんどですが、今回はそこへ寒気の力が加わります。

 日本列島の上空に(真冬並みの)この時期にしては強い寒気が流れ込んでいます。

※上空1500メートルで氷点下3度(地上で雪が降る目安)

 東京23区で今後予想される降雪量(降る雪の量です)は2センチです。これはあくまで“降る雪の量”ですので、これが全て積もるというわけではないですが、日中の気温は1度前後とかなり低い状態で経過することと、雪や雨が完全にあがるのは夕方、つまり長い時間降り続くということから23区でもうっすら積もる恐れがあります。もし東京都心で雪が“積もる”と11月としては観測史上初めてです。

 もし積もらなかったとしてもかなり強い冷え込みで路面が凍結することが考えられます。



注意すべきこと

まずはきょうの雪による影響です。

 交通機関への影響が心配されます。こまめに交通情報を確認してください。足元や車の運転に注意しましょう。関東の雪は水分を多く含んでいて湿っています。うっすらでも積もった雪と靴の裏との間に水が入りこみ、(若干浮いたようになるため)転倒の危険があります。

※北海道や東北など雪に慣れた地域の人でも、雪のシーズン初めは転倒したり、車のスリップ事故を起こしたりすることがあります。雪に慣れていない関東地方では特に注意が必要です。

 いつも以上に目的地に向かうまでに時間がかかるかもしれません。時間に余裕を持って、慎重な行動を心掛けてください。


雪が降るくらいですので、とにかく寒いです。

 11月としては記録的な寒さになる可能性もあります。1月や2月などの真冬でも何度もないくらいの寒さになるでしょう。


そして、雪や雨があがった後も凍結路面に要注意です。

 うっすら積もった状態もしくは濡れた路面が、あすの朝にかけて冷え込みが強まることで凍る恐れがあります。



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