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インドネシアに生息するシロビタイムジオウムが目的に合わせ道具を自作できることが判明したと、ウィーン獣医科大学が科学誌の「BIOLOGY LETTERS」上で発表しました。そんな隠れた才能があったとは。
ウィーン獣医科大学とオックスフォード大学の共同研究チームは透明な箱の中にエサを設置。箱の側面に小さな穴を開け、オウムが道具を使ってエサを取り出せるか実験しました。実験に用いられた道具の材料は「ブナの枝葉」「カラマツの木材」「ダンボール」「ミツロウ(ミツバチが作りだした天然のろう)」。実験に参加したオウムたちは必ずしもエサの取り出しに成功できたわけではありませんが、全員が「ブナの枝葉」を使った道具の作成に成功。「カラマツの木材」「ダンボール」を使った道具を作ったオウムも複数いました。ただし「ミツロウ」だけは使いこなせなかったようです。なお、詳細な実験結果は論文が全文掲載されている「BIOLOGY LETTERS」のWeb版でも確認できます。
ウィーン獣医科大学のAlice Auersperg博士はリリース上で「材料ごとに異なる性質があり、道具を作るためにはそれぞれ異なった技術が求められたにもかかわらず複数のオウムが道具の作成に成功しました」「最も興味深かったのはダンボール。元の状態だと道具には適しておらず、オウムたちは自ら積極的に変形させる必要がありました」と語っています。
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