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フジテレビ社員が反社会的勢力へ利益供与か 「取材対象者から過剰な接待を受け……」“不適切な取材”で謝罪
この社員は記者職から既に外され、捜査当局にも報告済みだとのこと。
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フジテレビは、社会部の記者が“取材対象者から一般常識に照らし過剰な接待を受け、同人の依頼を受け同人に使用させるため自己名義で自動車を購入した”として、「当社報道記者による不適切な取材活動について」と題する謝罪文を発表した。
NHKニュースによると、この記者が名義を貸した人物は反社会的勢力に所属。記者はもともと警視庁の記者クラブで反社会的勢力が絡む事件などを担当しており、高級車の購入について名義貸しを依頼され、それに応じたという。
フジテレビは発表で「取材者たる記者と取材対象者との関係として不適切なものであったと言わざるを得ない」として謝罪。この記者は記者職から既に外され、捜査当局にも報告済みとしている。
フジテレビは「一部報道機関から『記者が名義を貸した人物は反社会的勢力に属する人物か』と問い合わせがあったが、現時点においては、当該取材対象者が反社会的勢力などに属する人物であるかは確認できていない」と説明している。
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