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ZCL(ロンドン動物学会)が、チーターに絶滅の危機が迫っていると伝えています。
研究によると、過度な狩猟や生息地の喪失により、チーターの個体数は減少の一途。例えばジンバブエでは、16年間で1200頭から170頭と急激に失われています。全世界でも約7000頭と、最盛期の9%程度しか残っていないとのこと。
こうした現状から、研究者はIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにおけるチーターの評価を、「危急種」から「絶滅危惧種」に変更されるよう働きかけています。
しかしチーターは最速の肉食獣だけに行動範囲が広く、残った個体の生息地域は77%が保護区域外。保護の困難さを解決するうえで、アフリカ全土の国境を越えた取り組みが、政府レベルで検討されています。
(沓澤真二)
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