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2015年に発見された新種の魚「ルビーシードラゴン」。その生きて泳ぐ姿がオーストラリアにて、世界で初めて観測されました。研究に寄与している西オーストラリア州立博物館のFaceBookで、動画が公開されています。
ルビーシードラゴンは、トゲウオ目ヨウジウオ科に属する、タツノオトシゴに似た魚。古くは1919年に採集されたものをはじめとする4体が、標本として存在していました。これが近年のDNA鑑定などを用いた調査から新種と判明。過去の採集場所から、オーストラリア近海の深い領域にせい息していると推測されていました。
研究チームは生きた状態の個体を探すべく、幾度もダイビングを敢行。50メートル強の深度で発見し、撮影に成功しました。このことはルビーシードラゴンが西オーストラリアに分布していることを示すとし、保護の準備を進めています。
なお、これまで確認されていたシードラゴンの仲間は、ウィーディーシードラゴンとリーフィーシードラゴンの2種類のみ。ルビーシードラゴンは約150年ぶりに確認された3種類目となります。
※画像は西オーストラリア州立博物館のFaceBookより
(沓澤真二)
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調査中のため種の公認や命名はまだされていません。