「スター・ウォーズ」ファンの科学者ら、新種のテナガザルを「スカイウォーカー」と命名 中国南西部で発見
ルーク・スカイウォーカー役の俳優「いろいろなキャラグッズが出たけど、今度はテナガザルだぞ!」
中国・中山大学などによる研究チームが、中国南西部で新種のテナガザルを発見。調査に関わったメンバーが映画「スター・ウォーズ」シリーズのファンぞろいだったことから、「skywalker hoolock gibbon(スカイウォーカー・フーロックテナガザル)」と命名されました。かっこよすぎる名前のアニマル、爆誕です。
発表された論文によれば、ミャンマー東部、中国南西部に生息しているフーロックテナガザルは、ミャンマーのチンドウィン川を境界にニシフーロックテナガザル、ヒガシフーロックテナガザルの2つに分類されていたのだそう。しかし、さまざまな調査の結果、両者とはまた別の種が存在することが明らかになりました。
研究チームは、枝から枝へと器用に移動するテナガザル特有の生態を持っていることから「スカイウォーカー・フーロックテナガザル」と命名することを提案。論文ではその他の理由として、学名「Hoolock tianxing」の「tianxing」は中国語で「天行」と書くことができ、これは「heaven's movement」「skywalker」を意味する言葉。古代中国から伝わる「天行健君子以自強不思息」という言葉にも使われている――となにやら難しい話が紹介されていますが、YouTube上の動画では研究者たちが「スター・ウォーズ」のファンだったことが挙げられています。
ちなみに、この新種発見を知った「ルーク・スカイウォーカー」役の俳優・マーク・ハミル氏は「いろいろなキャラグッズが出てきたけど、今度はテナガザルになったぞ!」とハイテンションのツイートをしています。
(マッハ・キショ松)
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調査中のため種の公認や命名はまだされていません。