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第156回「芥川龍之介賞」および「直木三十五賞」の選考会が1月19日、都内にて行われ、芥川賞は山下澄人さんの「しんせかい」(新潮社)、直木賞は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」がそれぞれ選ばれました。
山下澄人さんは1966年生まれ、兵庫県神戸市出身。これまで「ギッちょん」「砂漠ダンス」「コルバトントリ」で3度にわたり芥川賞候補に挙がっていましたが、4度目となる今回で受賞を果たしました。「しんせかい」は、演劇塾で学ぶため北を目指していた青年が、俳優や脚本家を目指す若者たちが自給自足の共同生活を営む「谷」と呼ばれる場所にたどり着く、というストーリー。
恩田陸さんは1964年生まれ、宮城県仙台市出身。2004年には「夜のピクニック」で吉川英治文学新人賞に、2007年には「中庭の出来事」で山本周五郎賞に輝くなど数々の受賞歴を持ち、直木賞にも過去5度にわたりノミネートされていました。受賞作の「蜜蜂と遠雷」は、国際ピアノコンクールを舞台とした青春群像小説。
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