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老舗の写真専門誌「アサヒカメラ」が、まとめサイトなどにおける写真の無断転載問題に言及。2017年2月号に緊急企画として、「写真を無断使用する“泥棒”を追い込むための損害賠償&削除要請マニュアル」が掲載されています。
2016年12月のWELQに始まるキュレーションサイト問題(関連記事)をひもとき、ネット上の画像に関する著作権問題を提起。そのうえで、「そもそも“引用”はどこまで許されるのか」などの基礎知識や、盗用被害に遭った写真家の事例をくわしく紹介しています。
さらに「被害者がサイト管理者に抗議した結果、多くのケースで数万円の使用料が支払われた」「弁護士や裁判を介さずともすんなり支払われることが多い」といった実例を検証し、無断使用の対応策を解説。弁護士の監修のもと作成した、企業・団体・個人に対する抗議および使用料請求を行うための文書サンプルも掲載しています。
特集ページは「鉄道写真の深淵」と題し、鉄道写真家による新作や実践的な撮影ガイドを紹介。価格は900円(税込)で発売中です。
(沓澤真二)
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約6万記事中、約1万6000記事を非公開にしています。